コラム
古民家と庭、時を紡ぐ暮らしの記録|第2回 「自分らしい庭」を描く、水場と小径づくり
2026/05/12
こんにちは、クラスです。
築120年の古民家モデルハウスを舞台に開催した「庭づくりワークショップ」の振り返り連載。
第2回となる今回は、お庭のポイントとなる「水場」を作った第3回目と、
古い瓦で「小径(こみち)」を作った第4回目の様子をお届けします。
今回の共通テーマは「自分らしい庭づくり」。
プロの知恵を借りながら、少しずつ理想のお庭へと近づけていった、実りある2日間の記録です。
景色を整え、生き物を招く「水場づくり」
第3回で取り組んだのは、古い「石臼(いしうす)」や「鉢」を使った水場づくりです。
こうした「添景物(てんけいぶつ)」は、お庭の景観を引き締めるアクセントになるだけでなく、
鳥や虫などの動植物を招き、育む大切な役割も持っています。
▽ 当日の資料

▽ 実際につくった水場

お水を張り、仕上げに紅葉の葉をそっと浮かべると、
そこには古民家の景色をギュッと凝縮したような、静かな空間が生まれました。
日常のふとした瞬間に眺めたり、ちょっと手を洗ったり。
暮らしの中に小さな楽しみを添えてくれる、素敵なスポットの完成です。
古い瓦を活かした「小径づくり」
続く第4回では、お庭の中に小さな道を作る「小径づくり」に挑戦しました。
主役は、古民家の屋根を長年守り続けてきた「古い瓦」です。
役目を終えた鬼瓦や丸瓦を、お庭の材料として再利用しました。
▽ 当日の資料

▽ 古民家の屋根に使用されていた瓦

瓦をそのまま埋めるには少し長いため、扱いやすいサイズにカット。
瓦の「小口(こぐち)」が美しく連なるように、垂直に立てて並べていきます。
植物が生えているだけのお庭に、人の手による「道」ができるだけで、
ぐっと「お庭らしさ」が引き立ちます。
自分たちで並べたからこそ、一歩歩くたびに愛着がわく特別な道になりました。


「自分でもできそう!」が自信に変わる
作業の後は、お待ちかねのお茶とお菓子タイム。
第4回のときはハロウィンが近かったこともあり、
可愛らしい「かぼちゃ顔のプリン」をみんなで囲みました。

参加者の方からは、
「1から自分だけでやるのは難しいけれど、手順を教わったことで、自分でもできそうなイメージやアイデアが広がりました!」
という嬉しい感想もいただきました。
自分で手を動かして作った場所は、何より愛着がわくものです。
完璧ではなくても、「自分らしさ」が詰まったお庭。そんな温かい風景が、この古民家からまたひとつ広がった二日間でした。
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