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漆喰
2022/10/11
土壁の改修のために、左官屋さんが表面の漆喰を剥がしている作業中。
みなさん漆喰といえば真っ白のイメージではありませんか?
こちらの現場は、一部灰色がかった漆喰が塗られていました。
左官屋さんは灰漆喰と言ったり、浅葱(あさぎ)漆喰と言ったりするようです。※左官について奥が深いので本職さんからの細かなツッコミご容赦ください。
昔は土壁の仕上げ塗りとして漆喰しかなかったので、墨を混ぜて黒漆喰にしたり、土を混ぜてベージュにしたり、と色を工夫していたのですね。
今は仕上げの塗り材や顔料も豊富になり、逆に漆喰と言えば白のまま使い、色味となる物を混ぜて化学反応や調合での色むらや褪色などをするよりも、予想がつきやすい方が残ったのかもしれませんね。
今回も当初と同じように灰色の漆喰にしてみる部分ももうけたいと思います。
現代の材料の良さや、かつての材料での風合いを、どちらも感じられるといいなと思っています。
トップ画像 我が家の庭のフジバカマも白です。
フジバカマは藤と名前に入っているのだからと、よく見る薄紫色のを植えたつもりが、白でした。白もまた可憐で秋を感じさせてくれるかわいさです。
山口