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【伝統工法で古民家リフォーム】
2022/09/04
昔、造り酒屋だったご実家の立派な建物を改修します。
このお話は、かれこれ5年ぐらい前から進めていました。
この建物は、先代から大切に引き継いだ造り酒屋のお宅で、
細部にわたってしっかり造られていているのですが、
屋根の重さもあって、かなり道路側に傾いています。
地震などで倒壊して、
通行している人に迷惑をかけるのも心配だし、
かと言って中途半端な方法で改修もしたくない!
改修するにもかなりの費用が掛かるか心配…
というのが始まりでした。
今、愛媛県でも耐震改修で補助金がもらえるのもありますが、
これだけ立派な建物は
昔ながらの伝統工法で直したいという思いもあり、
補助金は諦めて伝統工法での改修となりました。
耐震設計は
★【川端建築計画】の川端眞先生にお願いしました。
当初、重要文化財などを手掛ける家曳業者で
傾きを直す方法を検討しまいたが、
やはり莫大な費用が掛かるという事になり
地元の伝統工法を得意とする大工さんに傾きを直していただくことになりました。
9月から、足場を建て
屋根を降ろしがスタートします。
■ 施主:50代女性(母親の実家を改修)
新しい古民家の活用を模索中
矢野陽子